大分のスポーツ

【トリニータ】J1残留への道 <下>

[2009年09月04日 10:16]

J1残留を信じて、練習から全力を出し切るMF清武=2日、大分市営陸上競技場

愛情と厳しさ
 「監督交代でサッカーが変わった。すぐに結果はほしいが、監督のサッカーに(選手が)まだまだ追いついていない。次は勝つサッカーをやらねば」。0―2で敗れたJ1リーグ第23節神戸戦(8月24日・九州石油ドーム)後、FW高松大樹(27)は話した。
 選手は重圧を抱えながら、結果を出そうともがいている。MF鈴木慎吾(31)は「良いサッカーで勝つことは理想だが、今は結果を求めることが大事。パスをつなぐだけでなく、時には強引さも必要になる」と勝負に徹する。
 ポポビッチ監督(42)の就任から1カ月余り。選手の「自由」を尊重するシャムスカ前監督(43)とは対照的に、父親のような愛情と厳しさで「管理」している。「選手はわたしの子ども。平等にチャンスを与える」という。
 新監督体制の6試合で先発しているDF深谷友基(27)は「すぐに完ぺきにできなくとも、監督のやりたいことを信じる。プラスアルファで自分のアイデアも出していければ」と“応用”も視野に入れる。
 MF東慶悟(19)とともにボランチを組む清武弘嗣(19)は「守備の意識が低すぎる。体力をつけねば」と自らの課題を克服し困難に立ち向かう。
負けは命取り
 刻々と迫るJ2降格の危機。残り10試合で負けは命取り。石にかじりついてでも―という意地を見せねば、J1残留へつながる「糸」が切れる。選手らは異口同音に「絶対にあきらめない。やるしかない」という。
 MF高橋大輔(25)は「考えすぎると重圧になる。監督の『内容や自分のプレーに目を向けろ』という言葉に助けられている。今のモチベーションはサッカーに対するやりがい」と、重圧と付き合う。
 GK西川周作(23)は「在籍年数(5年目)が長い方になったが、これほど危ないシーズンはなかった。この場から逃げずに戦う。1%でも可能性があればあきらめない」と前を向いた。(運動部・坂本陽子)

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