
【FC東京―大分】前半、FC東京・平山(下)と競り合う大分・森重(上)、高橋=味スタ
Jリーグ1部(J1)第24節第1日(29日・NACK5スタジアム大宮ほか=6試合)大宮は3―1で首位鹿島に快勝し、リーグ戦10度目の対戦で初勝利を挙げた。鹿島は今季最多の3失点。
名古屋は日本代表FW玉田のゴールで新潟を1―0で下して今季初の3連勝、新潟は3連敗となった。G大阪は磐田に3―1で快勝し、神戸は浦和に3―2で競り勝った。神戸は今季初の3連勝で、浦和の同一シーズン7連敗は1995年以来となった。横浜M―千葉は1―1で引き分けた。
大分は東京都・味の素スタジアムでFC東京と対戦し、0―2で完封負け。4連敗となり、順位は最下位のまま。大分は第25節の9月13日午後6時から、大分市の九州石油ドームで磐田と対戦する。
【東京支社】「ここ3試合と同じ内容」。試合後のポポビッチ監督の言葉がすべてを表すように、またも相手ゴールネットを揺らせず、4連敗。チームが目指す攻撃サッカーは結果を出せないまま、J1残留を争うライバルの背中が確実に遠のいている。
ゴール欠乏症は深刻だ。この日もペナルティーエリア付近までは攻め上がるものの、そこからが手詰まり状態。パスで突破を図っては守備の網に掛かり、サイドからのクロスは精度不足。遠めからのシュートも不発で、ゴールを予感させる場面はわずか。
積極的な攻め上がりを見せたMF東慶悟は「中盤のボール回しはリズムがいいが、ゴールに近づいた時の怖さがない。どうしたらゴールできるのか」と苦悩の表情。FW高松大樹は「チャレンジする場面と、確実なプレーが必要な場面の状況判断ができていない。チームで意思統一しないと」と反省した。
勝ち点10にとどまった大分に対し、残留圏ぎりぎりの大宮は勝ち点3を加えて30に。同27の山形は30日に試合がある。指揮官は「ゴールできる日は必ず来る。それを信じて自分たちのサッカーを続ける」と強がるが、追い上げに残された試合数は確実に減っている。
降格の2文字が大きくなる中、選手には見えない重圧との闘いも始まっている。DF深谷友基は「不安はあるけど、逃げ出すわけにはいかない。一人一人が自信を持ってチャレンジしなければ」と自らを奮い立たせた。
【FC東京2―0大分評】FC東京は相手の粘り強い守りに手を焼いたが、後半25分にゴール前に飛び出したカボレが左足で冷静に決めて均衡を破った。終了間際には米本が加点した。大分は出足の鋭い守備から速攻を狙ったものの、得点できなかった。
集中力落ちた
大分トリニータ・ポポビッチ監督の話 先制点を奪えなかったのが敗因。前半は試合を支配できたが、後半は疲れから集中力と体力が落ちて、失点してしまった。(4試合連続の無得点での敗戦に)自分たちのサッカーを信じ、いい準備をしていくしかない。
6試合ぶりの白星
○…FC東京は6試合ぶりの勝利を挙げた。大分の守備に苦しんだが、左ふくらはぎ痛から4試合ぶりに復帰した石川が後半にカボレの先制点をアシスト。最後は18歳の米本が約30メートルのシュートを豪快に決めた。
石川は「得点場面では、ここ数試合なかった迫力ある攻撃ができた」と笑みをのぞかせ、城福監督は8月初白星を「よかったとしんみり感じた」とかみしめた。
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