
ナビスコカップ凱旋(がいせん)報告会で笑顔を見せるシャムスカ監督(中央)=昨年11月3日、九州石油ドーム
大分を愛し、大分県民から愛された「名将」シャムスカ監督が解任された。今季の大分トリニータは開幕から不振続き。出口の見えない連敗は14に達し、フロントもついに決断を下した。
チーム躍進を導いた実績があるだけに惜しむ声が上がる半面、J1残留が厳しくなった現状に「当然の結果」という見方も。処遇を注視していた県民やサポーターには複雑な思いが交錯した。
大分トリニータ後援会長の坂本休さん(78)=日田市=は「監督が一生懸命頑張ってきたのは誰もが知っているが、特別扱いができないのがプロの世界。解任は残念だがやむを得ない」と話す。大分市の中学生、亀井彩愛さん(15)も「故障者も多かったけど、今の成績なら仕方ない」。
別府市の西別府病院にはシャムスカ監督や選手が訪れ、患者を激励したことがあり、院内にはファンが多い。入院中の芦刈昌信さん(33)は「監督がすべての責任ではない。最後までシャムスカ監督でいってほしかった」。
処遇について判断が遅れたフロントへの批判は根強い。大分市の飲食店経営、大窪慶太さん(33)は「監督を代えてもJ1残留は厳しい。対応が遅れたフロントも責任を取るべきだ」。サポーターの会社員男性(51)も「5、6連敗した時点で監督交代という手を打つべきだった。フロントはあまりに無策」と語気を強めた。
その中、過去に市民後援会長を務めた大分市の会社員、塩手公朗さん(56)はシャムスカ監督の労をねぎらいながら「新体制には何としてもJ1残留という形で県民の夢をつないでほしい」と願った。
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