
「勝たないといけない」巻き返しを誓う高松大樹=11日、県サッカー協会スポーツ公園
家長ら台頭
3カ月ぶりの勝利となったヤマザキナビスコ・カップ新潟戦(13日)で、好セーブを連発したGK西川周作(22)は言う。「新潟に主導権を握られ、前半ロスタイムに失点した。しかし、それからの踏ん張りが効き、エジミウソンの決勝点につながった」
J1リーグ中断期間で課題と収穫が浮き彫りになった。先制すれば、昨季リーグは負けなし。しかし、今季は第13節までで1勝5敗と大きく負け越し。中断期間中のナビスコ杯は4試合のうち3試合で先制したが、完封勝利はゼロ。
終盤の失点も解消されていない。リーグ第13節までは前、後半の各残り15分間で計12失点(総失点は23)。中断期間のナビスコ杯でも全4試合で終盤の「危険な時間帯」に失点。加えてここ11試合はコーナーキックから計5失点している。
一方で、収穫はMF家長昭博(23)、宮沢正史(31)、梅田高志(33)、小手川宏基(19)らの台頭。ここ4試合に先発した家長はチーム最多のシュート計14本を放ち、2得点を挙げた。シャムスカ監督(43)は「チームのために戦う姿勢が良い」と認める。
「自信ついた」
強化部は「底上げができた」と評価する一方で「J1残留ラインの勝ち点35を取るには厳しい」と危機感。日本人選手の補強は思惑通りにはいかない。最下位の成績に加え、代理人などから「大分には選手がいる。主力のけがが治れば、うちの選手は控えか」と指摘されるという。
補強の“目玉”はアジア枠の韓国人ストライカーに絞られた。獲得が実現しても、外国人選手の移籍市場が開く7月以降となる。それまでに川崎、鹿島、千葉、磐田との対戦があり、連敗すれば致命的だ。
利点は中断期間中に体力強化をした主力の復帰。ナビスコ杯2試合を欠場した西川は「体がきちんと動けるようになり、シュートに対する自信もついた」。負傷離脱中のMFホベルト(30)は早くて6月末にブラジルから戻り、大分でリハビリを始める。
17日はリーグ川崎戦(20日)を想定し、日本文理大と練習試合をする。右足首骨折で離脱していたFW高松大樹(27)は川崎戦で3カ月ぶりの復帰が濃厚。欠場した10試合で連敗し、責任を感じている。「勝たないといけない、絶対に」。存在感の漂う主将が巻き返しを誓う。
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