
チーム強化について説明する(右から)シャムスカ監督、原強化部長、溝畑社長=31日午後、大分市の大分商工会議所大ホール
今季J1リーグ最下位に低迷する大分トリニータは31日、大分市の大分商工会議所大ホールで、チームとサポーターが意見交換する「サポーターズカンファレンス」を開いた。サポーターは「J1残留のため、チーム首脳は進退を懸けて全力で取り組んでほしい」と訴えた。
サポーター約300人が参加し、溝畑宏社長とシャムスカ監督、原靖取締役強化部長が対応。チームは補強方針を示し、リーグ戦残り21試合で勝ち点「35」以上をノルマに掲げた。
サポーターからは「けが人が多いのは芝の状態が悪すぎるため」「連敗中の早い段階で攻撃陣の補強をしなかったのはなぜか」など意見。財政面強化のため、ユニホームの胸スポンサーに「マルハン」の早期復活を求める声も出た。
決定力があり強力な選手を
○…原靖取締役強化部長は「決定力とスピードのあるFWや、ボランチとセンターバックができる強力な選手を補強したい。プレーでチームを鼓舞するタイプも必要」と話した。補強は2段階で考えており、まずはJ1リーグ再開(第14節川崎戦=20日)までに日本人、7月にはアジア枠を含めた外国人を獲得する方向。北朝鮮代表のFW鄭大世(チョン テセ)のような在日の外国籍も視野に入れている。原部長は「森島は(左足関節骨折で)全治4カ月と判明した。ホベルトの復帰は7月中旬以降、高松は川崎戦に間に合いそう。復帰組もおり、今よりも力のある選手を取らねば」と話した。
Jリーグ、芝の改善命令
大分トリニータの溝畑宏社長は31日、Jリーグから九州石油ドーム(大分市)のピッチ(芝)の改善命令(5月28日付)が出されたことを明らかにした。試合運営責任者のマッチコミッショナーが「芝の状態が悪い」とJリーグへ報告。対戦相手の他クラブからも指摘されており、最悪の場合は県外への会場変更の可能性もあるという。
ホームスタジアムの九州石油ドームは3月に芝の全面張り替え工事を終えた。同ドームの特有な構造による日照時間の短さもあり、芝の根付きが遅れている。ピッチが軟らかく、試合で芝がはがれるなど、プレーに支障も。溝畑社長は「切実な問題。改善できなければ、会場変更を要求される可能性もある」と頭を抱える。
J2時代までのホームスタジアムだった大分市営陸上競技場は、いす席数などでJリーグの開催基準を満たしていない。九州石油ドームを管理する大宣大分スポーツ公園事業所は「6月28日のJ1リーグ大分―鹿島戦に照準を合わせ、祈るような気持ちで最善の努力をしている」と話している。
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