
選手に指示を出すシャムスカ監督=23日、九州石油ドーム
若返りできず
「昨季からの“連続性”を強調しすぎた。激しさと運動量で、相手を圧倒する。今季も同じサッカーを続けるには、選手の若返りも重視すべきだった」。大分フットボールクラブの原靖取締役強化部長(41)は反省点を挙げた。
公式戦に復帰間近のDF深谷友基(26)を含め、故障者7人のうち、全治1カ月以上と診断された長期離脱は6人。主力では左足関節骨折のFW森島康仁(21)を除けば、ウェズレイ(37)=右太もも裏肉離れ=らベテランが多い。
昨季はナビスコ杯初優勝、リーグ4位と旋風を起こした。激闘の疲れや、故障を押しての出場が響いた。「優勝メンバーを残す」ことが最優先され、補強はDF坪内秀介(26)、FW東慶悟(18)、住田貴彦(18)の3人だけ。
勝たねば落ちる。ぎりぎりの戦いで「勝ち点3」を得るには、FWマグノアウベス(33)=元大分、カタールリーグ2008―09年シーズン得点王=のように、一人で打開できるストライカーが必要。第13節までの得点はリーグ最少の「9」。
「勝率上げねば」
補強は時期が早いために難航している。原部長は「点が取れる選手と、負傷離脱が長いホベルトに代わるボランチを補強したい。アジア枠を含めた外国人、日本人の計2―3人を考えている」。
進退問題が取りざたされているシャムスカ監督(43)は続投の方向。シーズン当初は通訳の交代が影響し、選手との意思疎通が昨季のように円滑にいかなかった。故障者で人数が少ない中、選手の特徴を生かしたシステムを考案。浮上の足掛かりを探っている。
リーグは6月20日の川崎(4位)戦から再開する。1位鹿島、16位千葉、9位磐田、2位浦和、5位G大阪、7位名古屋―と試合が続き、強豪が多い。指揮官は「順位を上げるには6割近くの勝率でなければ難しい。立て直すため、フロントと話し合いたい」と、一体となって切り抜ける覚悟だ。
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