
ホームの九州石油ドームで熱い声援を送るトリニータのサポーター=18日
国立へ1万人乗り込む
営業面の追い風も期待
大分から約1万人のサポーターが東京・国立競技場へ乗り込む。ヤマザキナビスコ・カップ決勝(大分―清水)は「地方対地方」ながら、約4万5000席の入場券はほぼ完売。Jリーグが驚くほどの売れ行き。大分にとっても宣伝効果、士気高揚など”決勝効果”は大きい。
大分フットボールクラブの発足から尽力した溝畑宏社長(48)は「本当にこういう時が来たんだ」と感慨に浸る。関東地区でのアウェー試合は大分サポーターが1試合平均100人前後。「まさか1万人も行ってくれるとは想像できなかった。県民を挙げて熱く見守ってくれている」
東京への交通手段はさまざま。中には車中2泊で片道15時間かける”弾丸バスツアー”もある。関東在住の大分サポーターもおり、国立競技場はほぼ半分が大分で占めそう。2007年決勝のG大阪―川崎戦は観客4万1569人。大分戦は20日現在で残り約500枚(自由席)となった。
「格差社会で地方が天下をとる。サッカーにとどまらず、起業家らも”ロマン”を感じている。大分は時代が求める姿を象徴している」(溝畑社長)。ゼロからスタートし、15年目で決勝へ。これまでになく経済誌や週刊誌などの取材も激増したという。
決勝戦は来季のスポンサー獲得に向けた最大のアピール。来季の運営資金は3億円増の25億円を目指す。「優勝争いはフォローの風だが、世界同時株安など経済は逆風。スポンサー収入の減少はチケット収入に影響する。チームと同じく攻撃的にせねば」と、営業面でも正念場を迎えた。
=終わり=
(この企画は運動部・坂本陽子が担当しました)
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