【新潟―大分】前半、先制ゴールを決め、喜ぶ大分・森島(右)=東北電
Jリーグ1部(J1)第21節第1日(16日・カシマスタジアムほか=6試合)鹿島が東京Vに4―1と圧勝し、勝ち点を38に伸ばして首位を守った。浦和もFC東京を1―0で下し、同1差の2位をキープした。
名古屋が神戸を2―1で下して暫定3位。G大阪は大宮に0―2で敗れ、柏―千葉は1―1で引き分けた。
17日には川崎―磐田など残り3試合が行われる。
大分は新潟県の東北電力ビッグスワンスタジアムで新潟と対戦し、1―0で勝った。リーグ戦は引き分けを挟んで5連勝。暫定4位に浮上した。
次戦は第22節第2日の24日午後6時から、大分市の九州石油ドームで大宮と対戦する。
【東京支社】初先発したFW森島康仁が、決勝点となる大分での初ゴール。7月に加入して5試合目。「頭から使う賭けに出る」と起用したシャムスカ監督の期待に見事に応えてみせた。
前半17分、シュートのこぼれ球に素早く反応し、左足で豪快にけり込んだ。「敵地での難しい試合で決められて本当に良かった」と森島。大分サポーターから愛称の「デカモリシ」コールが起き、「これで大分の一員になれたかな」と喜んだ。
ゴール以外でも、体格を生かしたボールキープで攻撃にリズムをもたらし、献身的にボールを追い掛けて守備にも貢献。指揮官は「前線でキープできる特長が生き、2列目からの飛び出しやセカンドボールを取ることができた」と及第点を与えた。
先発陣には五輪代表から戻ったばかりのGK西川周作、DF森重真人が復帰。疲れを感じさせない守りで、新潟の攻撃陣を沈黙させた。森重は「五輪の3連敗は悔しかったが、うまく気持ちを切り替えて試合に臨めた」、西川も「無失点で勝つことができ、五輪のうっぷんを晴らせた」と笑顔を見せた。
好調なホームとは対照的に、なかなか勝てなかったアウェーでも2連勝。西川は久しぶりに合流したチームの状態の良さを肌で感じ、「もっと上位を狙える」と手応えをつかんでいた。
【新潟0―1大分評】
大分が序盤からカウンター攻撃を使って優位に進めた。前半17分、ロングパスから好機をつくり、ゴール前のこぼれ球を森島がけり込んで先制。これを堅い守備で守り切った。新潟は後半、サイドから攻め込んだが決定力不足だった。
持っている力を出せた 大分トリニータ・シャムスカ監督の話
チームの成熟度が高まっている相手に対して、持っている力をしっかり出すことができた。(前線にロングパスを入れる)最後のパワープレーもうまく守ることができた。
8戦連続負けなし
観客席は新潟のサポーターでオレンジ色に染まったが、緑の芝の上では、大分の攻守がかみ合った。1―0で逃げ切って8試合連続負けなしの快進撃。シャムスカ監督は「持っているものを全部出せた」と胸を張った。
後半は新潟のがむしゃらな攻めを、リーグ最少失点を誇る守備陣が止めた。北京五輪代表だったGK西川とDF森重が合流したのも大きく、得点を許さなかった。
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