2750万円削減
日田市は22日、2012年度一般会計当初予算案について、1月に実施した「事業仕分け」の結果を反映させ、一部事業を実質廃止するなどして11年度当初比で計約2750万円を削減したことを明らかにした。
事業仕分けは政策シンクタンク「構想日本」と協力して実施。対象になった8事業は全て「要改善」「再検討」などの見直しを求められていた。
幹線道路沿いの民有林を整備する「水郷ひたの森林景観整備事業」(11年度事業費は1790万円)は、仕分けで「他の間伐事業との区別がはっきりしない」として再検討・見送りの評価。新年度予算案では実質的に廃止して、整備済みの森林の維持管理費約291万円のみを計上した。
「費用対効果の検証が不十分」として改善が求められた観光宣伝特別事業(同4251万円)は1251万円削減した。このほかに事前の職員研修(昨年11月)で試験的に仕分けをした「広報紙発行事業」(同1890万円)は約166万円減額し、総額3千万円近い削減効果が出た。
残り6事業は12年度中に事業内容を見直すなどし、13年度以降の改善を目指す方針。今回対象外の事業も仕分けの論点などを参考に見直していく。
ただ、「削減につながった部分もあるが、(市営住宅の建て替えなど)実施途中で急な廃止や削減が困難な事業もあった」(市企画課)として、仕分け結果が即座に反映できない課題も浮かび上がった。
市は12年度の仕分けを秋に実施する予定で、「構想日本」に依頼せず独自の手法で外部評価を行う考え。市民参加の有無も検討する。宮崎正俊市企画課長は「継続が重要。将来の行財政改革に向けた基盤づくりの時期で、本当の成果は今後に出てくる」としている。
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