中小企業の従業員と家族約3500万人が加入する全国健康保険協会(協会けんぽ)は27日、2012年度の新たな地域別の保険料率を10・16%(佐賀県)~9・85%(長野県)と決めた。大分は10・08%。4月の給与天引き分からで、負担は労使折半。すべての都道府県で料率が引き上げられ、うち26道府県で10%以上になる。
全国平均は現在の9・50%から0・50ポイント増の10・00%と、3年連続で上昇。前身の政府管掌健康保険を含め、10%台は初めてだ。月給28万円の平均的な加入者では、本人負担は年間で約9400円増え約19万円になる。厚生労働省の認可を経て近く確定する。
保険料率引き上げは、高齢者医療向け拠出金の増加や、加入者の賃金の低下などが影響して財政が圧迫されたため。主に大企業が対象の健康保険組合は平均7・9%(11年度)で、サラリーマンの勤め先による負担の格差が広がる形だ。
協会の保険料率は都道府県ごとに、かかった医療費を反映させて決める。現在は北海道と佐賀県が9・60%と最も高く、最低は長野県の9・39%。地域差は0・21ポイントだが、12年度は0・31ポイントに広がる。四国と九州の全県で10%を超えるなど、西日本が高い傾向にある。
08年の協会けんぽ発足時の保険料率は8・20%で、わずか4年で2ポイント近い引き上げ。法定上限は10年度まで10%だったが、法改正で12%になっている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()