県教育委員会は27日、県立芸術会館(大分市牧緑町)の文化ホールを3月末で廃止する方針を全会一致で決めた。県は2月末に開会予定の第1回定例県議会に廃止のための条例改正案を提出する。
県教委は昨年9月、県立美術館(大分市寿町)の新設を踏まえて▽老朽化した芸術会館は美術館の開館後に廃止▽文化ホールは先行して本年度末で廃止―の方針を示していた。
議事では、野中信孝教育長が廃止の理由を「老朽化した施設の補修やアスベスト(石綿)除去工事に最低約7億円が必要な上、1998年にいいちこ総合文化センター(大分市高砂町)が開館して以降、役割も低下してきた」と説明した。
昨年12月に県民から存続を求める要望書(個人署名約1万4700人、団体署名34団体)が提出されているが、文化課は「真摯(しんし)に受け止めるが、巨額な費用を掛けて存続させることに県民の理解を得ることは極めて難しい」として理解を求めた。
委員からは「これまで文化ホールを活用してきた人々の利便性が悪くならないよう配慮することが必要だ」といった意見が出た。
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