
恋愛成就を願ったコンカツきつね。右は愛染堂が所蔵する「石造拝田原狐等本地佛」
「恋愛運を招こう」―竹田市の竹田町商店街振興組合(都築員守理事長)は、恋愛成就を願った陶器製の「コンカツ(婚活・婚勝)きつね」を販売することになった。25日、市内にある国指定重要文化財の願成院本堂(愛染堂)で、新たにできたコンカツきつねの開眼入魂式をした。
竹田町商店街振興組合と竹田商工会議所は市中心部の商店街西側にある小高い八幡山に着目。愛染堂をはじめ命水延命地蔵(ぽっくり地蔵)や子育て観音、十六羅漢などがあり、子どもからお年寄りまでが参拝できる「八幡山一生祈願」と銘打ち、パワースポットとしての観光客誘致を目指している。今回の企画は第1弾。
愛染堂は岡藩2代藩主が建立した豊肥地区で最も古い建物。恋愛成就などで信仰を集める愛染明王を祭っている。向かい合う2匹のキツネなどが刻まれた「石造拝田原狐等本地佛(せきぞうはいたばるこうとうほんちぶつ)」も所蔵していることから、恋愛とキツネにちなんだオリジナル商品を開発することにした。コンカツきつねは高さ約6センチ。「恋愛を招こう」とばかり、招き猫のように片手を上げている。知的障害のある国東市の陶芸作家、中野マーク周作さん(20)に製作を依頼。同日までに左手を上げた雄100体、右手を上げた雌100体が完成した。
入魂式は関係者ら約30人が出席。後藤幸雄住職が読経し、コンカツきつねが若者らの思いを導いてほしいとの願いを込めて全員で手を合わせた。市内の飲食関係者らでつくる岡のいなり会(後藤美保代表、4店)が作った、オリジナルいなりずしの試食会もあった。
コンカツきつねの販売は3月3日から。1体800円。ペアは1500円。マーク周作さんの父、中野伸哉さんによると、ポーズや表情などを変えたコンカツきつねも作るという。
「由緒ある愛染堂で入魂しただけに、きっと願いもかなうはず。竹田市を訪れて参拝した後に、恋愛のお守りとしてもどうぞ」と都築理事長。
問い合わせは竹田町商店街振興組合(TEL0974・62・3139)へ。
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