
姫島村の盆踊りで、キツネ踊りを踊る子どもたち=昨年8月
国の文化審議会(西原鈴子会長)は20日、姫島村の「姫島の盆踊(おどり)」を、新たに国選択無形民俗文化財に選択するよう文化庁長官に答申した。県内では2000年のケベス祭(国東市)以来、13例目。盆踊りでは1986年の鶴崎踊(大分市)に次いで2例目となる。
姫島村の盆踊りは毎年8月14~16日の3日間、村内の各地区に設けたボンツボ(盆坪)と呼ばれる会場で開かれる。地区や団体ごとにそれぞれ異なった踊りがあり、属する地区の盆坪で踊った後、他の盆坪を全て巡って披露する。
踊りは中央に太鼓を据えて円形になる。盆踊りの最初から最後まで途切れることなく踊り続けるナカオドリ(中踊)と、その輪を取り囲み、流行を取り入れたり衣装や小道具に趣向を凝らした外側の踊りの2種類で構成しているのが特徴。
外側の踊りは全国的に有名な「キツネ踊り」をはじめ「アヤ踊り」など村が無形民俗文化財に指定した演目があり、期間中は県内外から多くの観光客が訪れる。地区内に新盆があれば位牌(いはい)や灯籠を集めて供養踊りもする。
文化庁は「古風さと新しさが融合していて芸能の変遷が分かる。他には見られない地域的な特色もあり文化的な価値は高い」としている。
藤本昭夫村長は「島の伝統が国に認められうれしい。これを機に盆踊りを再び盛り上げて、村の活性化につなげたい」と話している。
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