
クバーラを楽しむ小野放課後チャレンジ教室の子どもたち=日田市の小野小学校
日田市内で、アフリカ・マダガスカルの伝統的な遊び「クバーラ」が広まっている。日本の「鬼ごっこ」をチームゲーム化したような遊びで、子どもたちにとって目新しく、国際理解にもつながることが受けているようだ。既に市内では小中学生ら300人以上が体験し、2月には交流大会も計画。国内で一番、クバーラが“熱い”地域になっている。
クバーラは5人一組のチーム編成で、攻守に分かれて対戦。攻める側は、コート内のライン上にいる守り手側に阻止(タッチ)されないようにコートを往復すれば得点。タッチされれば攻守交代する。道具もいらず、いつでもどこでも始められる。
現地では近年、ルールが統一され軽スポーツとして親しまれている。赴任したJICAスタッフが国と一緒に学校スポーツとして広めており、全国大会もあるという。
市内では公民館主事が勉強会で体験したのがきっかけで、昨年6月以降、各公民館が青少年健全育成教室などで取り組むようになった。マダガスカルに赴任していたJICA九州の田渕陽平さん(31)を講師に迎え、小学生に現地の自然や文化などと一緒にクバーラを紹介。自主的に練習する公民館もあるという。
桂林チャレンジスクールで体験した子どもたちは「楽しい」「(学校の)休み時間でもやりたい」とクバーラを気に入った様子。津江中の全校生徒57人は「アフリカ授業」の一環として実践。川村勇哉君は「頭を使うところが面白かった」と話した。
JICA関係者は「今のところ、クバーラの競技人口は日田が国内で一番多いのでは」という。2月5日には市公民館運営事業団が小学生を対象に公民館単位でチームを募り、交流大会を開く。高野新一事務局長は「国際理解や親睦を深めるのにいい軽スポーツ。今後はぜひ一般にも普及させたい。いつかマダガスカルのチームと対戦できたらいいですね」と話している。
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