
トラックにチップを積み込む朝地町林研グループのメンバーら
環境保全、経費削減に
豊後大野市朝地町の朝地町林研グループ(工藤秀記会長)は、使えなくなったシイタケのほだ木を有効利用する取り組みをスタートさせた。廃ほだ木を粉砕してチップ化し、牛の寝床に敷く稲わらなど(敷料)の代わりに使う。ふん尿を吸収させた後は、堆肥として活用する。これまでは捨てるしかなかった廃ほだ木が、里山の環境保全や、畜産農家の経費削減になるのでは、と期待されている。
県豊肥振興局によると、シイタケ栽培が盛んな同市では、年間200万本の廃ほだ木が出るという。これまで処分の際は、山林にそのまま捨て、土に返るのを待つほかなかった。
廃ほだ木の活用方法について検討を重ねてきた同グループは、町内では畜産も盛んなことに着目。「敷料に使った後は、堆肥として農産物の栽培や、牛を放牧しているクヌギ林の育成にも活用できる」としている。県の森林環境税を活用し、来年度まで実証実験を続ける。本年度の事業費は60万円。このうち補助金は45万円。
昨年12月21日には廃ほだ木約1800本を機械で粉砕。牛を飼育しているグループのメンバーや町内の畜産業者約20人が、チップを持ち帰った。今後、実際に敷料として使用してもらい、どんな効果があったかをアンケートで調べる他、米ぬかを混ぜて飼料として使用できるかどうかの研究も重ねるという。
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