
ご開帳された木造倶利迦羅竜剣をひと目見ようと大勢の参拝客が来場=杵築市山香町小武の小武寺
杵築市山香町小武の小武寺に伝わる「木造倶利迦羅竜剣(もくぞうくりからりゅうけん)」(国指定重要有形文化財)が1日、辰(たつ)年に合わせて特別に一般公開された。
木造倶利迦羅竜剣は、修復作業などを経て2009年から同寺の収蔵庫に納めており、普段は公開していない。今回は「今年の縁起物として多くの人に御利益を受けてほしい」と、ご開帳した。この日は次々と参拝客が来場。公開に立ち会った総代長の山田信次さん(55)は「現在、竜剣は檀家(だんか)の6軒だけで守り継いでおり、管理は大変。めったにお見せできないが、今後は皆さんに喜んでもらうためご開帳の機会を増やしたい」と話した。
寺の言い伝えによると、竜剣は平安時代の作品で、作者は不明。高さ178センチあり、不動明王の化身となった黒竜が剣を飲み込もうとする姿を表現した全国唯一の木彫像。農民が天空を支配する竜に対して雨乞いや五穀豊穣(ほうじょう)を祈願したとされる。
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