
新しいJR大分駅のイメージ。コンコースは天井が木張り。ミニトレインが走り、壁面にはデジタルサイネージが設置される
JR九州(本社・福岡市)は21日、来年3月17日に完全高架化となる新しいJR大分駅(大分市)の概要を発表した。改札を通らず南北を行き来できるようになり、利便性が向上する。地元の名物を集めた飲食ゾーンのほか、コンコースにはミニトレインを走らせ、鉄道利用者だけでなく幅広い層が憩える空間づくりに力を入れる
「上野の森口」と改称する南口の外観は市中心部の南北をつなぐ“門”をイメージ。「府内中央口」(北口)の完成は駅ビルが開業する2015年春になる。
コンコースは天井を木張りにし、「ぬくもり」を強調。中央には「九州の朝を告げる駅」として鶏の像を置き、大分駅の新しいシンボルにする。大型ディスプレーや多数の映像を同時に流せるデジタルサイネージを広告や案内に活用する。カフェを設け、週末と祝日には、博多駅ビルの屋上で人気を集める電動のミニトレインを運行する。
駅東側の高架下にできる商業施設の名称は「豊後にわさき市場」に決定。コープおおいたを核に土産店、大分名物の飲食店、総菜やスイーツの店など地元の33店舗が入る。約860台を収容する南側の立体駐車場(6階建て)は2月25日から稼働。1、2階に八つある店舗スペースには医療機関や学習塾が入居する。
運行面では、大分駅と別府駅で行っていた特急「ソニック」「にちりん」の乗り換えを大分駅に一本化。乗客が同じホームで対面乗り換えできるようになる。
新しい大分駅が完全な姿になるのは、商業施設や映画館が入る駅ビルが完成する15年春。唐池恒二社長は「今回は大分の中心市街地のにぎわいづくりの第1弾。インパクトのある駅にしたい」と話している。
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