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満員の観衆、大爆笑 方言まるだし弁論大会

[2011年10月17日 09:38]

最優秀賞に選ばれた糸永光さん

 豊後高田市の名物イベント「第27回大分方言まるだし弁論大会」が16日、同市中央公民館であった。県内各地から個性豊かな12人の弁士が出場し、自慢の“お国言葉”でそれぞれに熱弁を振るい、満員の観衆を沸かせた。

 趣向を凝らしたメークや衣装姿、パフォーマンスを交えた出場者が次々と登場。真重和子さん(56)=由布市=は新聞の方言欄を切り抜くのが「ライフワーク」と言い、「今ん若えしにはうちが使う丁寧な方言が通じんのじゃ。新聞ん方言とこ見ち覚えてくれるといいわあ」などと訴えた。
 地元・豊後高田市の伊藤健一郎さん(30)は同市の伝統行事・ホーランエンヤのこぎ手を務めた時のことに触れ、ふんどし姿で「1月ん川ん中に飛び込んで喜ぶんは高田ん人間くれえなもんじゃえ」。柳ケ浦高校1年の稲葉聖香さん(16)=宇佐市=は寮での生活を話題にし、門限などが厳しいことに「まだまだ遊びてえ盛りなんにあんまりじゃち思わんかえ。尼さんのごたる」と笑いを誘った。
 日高貢一郎大分大学教育福祉科学部教授ら6人が審査。「肥汲(く)み教師ん思い出」と題して話した糸永光さん(81)=国東市=が最優秀賞に。中学校教諭時代に美化部で生徒とくみ取りをした時の笑い話を交え、「(畑への肥くみが)やっとこさすんだら生徒が走っち来ち魚がいっぺえ出ちょるち言うのじゃ。見りゃ溝に魚が腹あひっくり返ち浮いちょる」などと爆笑をさらい、「わしゃ長う下肥くみをしたが今でん誇りに思うちょる」と語った。糸永さんは「優勝できるとは思わなかった」と喜んだ。
 入賞者は次の通り。
 ▽優秀賞 稲葉聖香(宇佐市)、野々村道明(豊後高田市)渡辺若菜(宇佐市)▽市長特別賞 秋元珍珍(豊後大野市)

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