
「健康情報紙作りは生きがい」と話す宮崎良雄さん
大分市東野台の宮崎良雄さん(87)は、健康に役立つ情報を手書きでB4用紙にまとめた「健康よろず情報」を17年間毎月発行。「自分の経験や知識を生かして、お世話になっている人に恩返しをしたい」と、地域の老人会などに届けている。
「頭の中にある在庫を全て書き残すまでは頑張りたい」とペンを走らせる宮崎さん。68歳まで大手製薬会社の薬品部に勤め、漢方薬の研究や普及に努めた。会社員時代から、医学の専門知識などを解説した同僚向けの健康情報紙を制作し、現在も続けている。情報紙を読んだ地域の人から「ぜひ読んでみたい」と言われ、一般の人向けに制作を始めた。
内容は、宮崎さんが培った豊富な知識や経験に基づいたもの。誰もが取り入れやすく、すぐに役立つ情報をと心掛けている。最新号の10月号では「体を温める食べ方飲み方のコツ」「クリで病気に勝つ」「おかゆの十徳」などの項目ごとに、むくみの原因となる冷えの対処法や体を温める旬の食べ物を紹介している。
80歳で大腸がんになり、6度の手術を経験したが、入院中もベッドの上で執筆を続けたという。「1度も休まなかったのは自慢。楽しみに待っていてくれる人がいたから続けられた。人生は考え方次第。病気になればそれを治す楽しみができる。何でも楽しく何でも経験」と笑顔。
月末が近づくと次回号の話題を考えるのが楽しみ。「情報は日々更新し続けるから一生勉強」と話す宮崎さんは、月に4~5冊の本を購入するなど、情報収集も欠かさない。「生きている限り毎日が青春。よくかんで食べる、よく歩く、そしていくつになっても恋心を忘れないこと、この三つは究極の健康法ですよ」と笑顔で話した。
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