
県が初めて導入した電気自動車を試乗する広瀬勝貞知事=4日、県庁前広場
公用車の排出する二酸化炭素の削減などを目的に、県は4日、電気自動車(EV)1台を導入した。県内の自治体では大分市がEVをリースで導入しているが、購入するのは初めて。公用車として各地を走ることで、県民に環境問題をアピールする。一方で、一般に使用できるEV用の急速充電器は現在、大分、中津、別府、日田市内の自動車ディーラーにある計5カ所だけ。県は本年度、国の基金を活用して商業施設など立ち寄りやすい場所4カ所に急速充電器を新たに設置する。
県が購入したのは日産のリーフ。1台376万円だが、エコカー補助金により一般財源からの支出は300万円。1回8時間の充電で約200キロ走れるという。
4日、県庁前広場でお披露目をし、橋本仁大分日産社長が電気自動車について県の関係者に説明。広瀬勝貞知事が「地球環境問題の啓発事業に活用し、意識を高めてもらうのに使いたい」とあいさつした。
広瀬知事は実際にハンドルを握り、「静かなので人が気付かないのではと心配するほど」と感想。電力供給へ配慮するため夜間に充電することや、充電設備の整備が必要との考えを示した。
県は9月まで急速充電器の設置場所を募集し、28施設から応募があった。急速充電は1回に80%まで回復できるが約30分かかることから、待ち時間を生かせることなどを考慮。商業施設や観光地に近い場所として、トキハわさだタウン(大分市)、共和石油(豊後高田市)、麻生自動車整備工場(由布市湯布院町)、道の駅やよい(佐伯市)を選んだ。
1回の充電は500円以内。来年3月までに設置する予定。
県地球環境対策課は「4カ所では十分ではないが、最低限は整うだろう。今後もEVの普及促進に努めたい」としている。
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