
訪問を前に作ったのぼりと横幕。前列中央の3人が二孝女と父をイメージした衣装を着ている
臼杵市野津町から14、15の両日に茨城県常陸太田市を訪れる「二孝女常陸国お礼訪問団」の出発準備が着々と進んでいる。美談を通じた両市の交流を促進するため、現地で持って歩くためののぼり、横幕を製作。常陸太田の人たちとの交流会で披露する盆踊りの練習などに熱心に取り組んでいる。
二孝女は江戸時代、旅先で病に倒れた父・川野初衛門を訪ねて苦難の旅をしたツユ、トキの姉妹。
ことしは旅から200年に当たり、親を思う気持ちと二孝女を親身に助けた常陸太田の人たちの厚情を後世に伝えようと、両市で顕彰の動きが進んでいる。
訪問団は野津町きっちょむ史談会(吉良卓美会長)の会員や川野家の子孫ら約50人。
交流会は二孝女が訪ねた常陸太田市の青蓮寺(藤井智住職)である。訪問団員がのぼりや横幕を持ち、一部の団員が二孝女と父をイメージした衣装で入場。二孝女の記念碑がある臼杵市川登小学校の児童の手紙や、中野五郎市長の親書などを手渡す。
産物を通じた交流の第一歩として、臼杵産のカボスやショウガ、サトイモを持参。盆踊りの他、吉四六話や二孝女をたたえる詩吟、臼杵市出身の吉丸一昌が作詞した「早春賦」の合唱なども披露する。
常陸太田市でも大掛かりな歓迎の準備や、二孝女についての学習が進んでいる。
吉良会長は「日本人の心を呼び覚ましたいという思いで活動してきた。文化、産業、人の交流をこれから深めていくための有意義な訪問にしたい」と話している。
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