
大分市玉沢のトキハわさだタウン内にある献血ルームわったんの骨髄バンクコーナー。骨髄バンクについて説明する動画を見ることができる
白血病や再生不良性貧血などを治療する骨髄移植に協力する県内のドナー登録者が年々増えている。ただ、近年は新規の登録者が減少傾向。県骨髄バンク推進連絡会議(代表・高田三千尋大分記念病院名誉理事長)は「骨髄バンクの必要性を訴え、関心を高めてもらいたい」と話している。
県健康対策課によると、県内の骨髄バンクのドナー登録は3488人(2010年度末現在)。対象人口(18~54歳)千人当たりの登録は6・72人で、全国平均の6・33人をわずかに上回る。一方、ここ5年間の新規ドナー登録をみると、07年度が最も多く524人。08、09年度は400人台を維持したが、10年度は262人に落ち込んでいる。
骨髄移植では、白血球の型が適合する必要がある。高田代表は「日本人で血縁関係がない場合の適合率は数百~数万人に一人。登録者は年々増え、適合率は90%を超えているが、諸外国に比べると、登録者はまだまだ少ない」と指摘。分子標的薬など新しい治療法が出てくる中でも「現状は骨髄移植がメーンの治療法。登録者が増えるほど、助かる命も増える」とする。
県内でドナー登録を受け付けているのは、大分市のトキハわさだタウン内にある献血ルームわったんや県の保健所など8カ所。希望者は、腕から約2ミリリットルの採血をして白血球の型を調べ登録。適合者が見つかれば、最終的な同意の後、全身麻酔をして骨髄移植が行われる。海外で3例、国内で1例の死亡事例があるが、日本骨髄バンクを介した移植での死亡例は、これまでゼロという。
献血ルームわったん内の骨髄バンクコーナーにあるモニターでは、登録までの流れや骨髄バンクの必要性などを説明する動画を見ることができる。同ルームの森山達夫管理係長は「まずは動画を見て、骨髄バンクをよく理解してから協力してもらいたい」と呼び掛けている。
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