
台風15号の接近に伴う大雨で冠水した道路=20日午前10時34分、大分市馬場の国道197号
大分県内は20日、台風15号の接近に伴い、秋雨前線の活動が活発化、中部、南部を中心に断続的に強い雨が降り続いており、南部の一部が風速15メートル以上の強風域に入った。大分地方気象台によると、大分市中心部で午前9時までの1時間に70ミリ(レーダー解析)の猛烈な雨が降ったほか、宇目では降り始め(15日午後5時)からの総雨量が600ミリを超えた。同気象台は今後も1時間に70ミリの猛烈な雨が降る恐れがあるとして、土砂災害や低い土地の浸水、河川の氾濫に厳重な警戒を呼び掛けている。
台風は20日午前11時現在、鹿児島県・種子島の南南東約170キロを時速20キロで北北東に進んだ。中心気圧は960ヘクトパスカル。
同気象台によると、降り始めから20日正午までの総雨量は▽宇目 667・5ミリ▽臼杵 563・0ミリ▽佐伯 430・0ミリ▽蒲江 422・0―など。大分市は341・5ミリ。土砂災害の危険が非常に高くなっているとして、大分、臼杵、豊後大野、佐伯、別府、杵築、日出の7市町に土砂災害警戒情報を出した。
国土交通省佐伯、大分の両河川国道事務所によると、番匠川は佐伯市弥生の水位観測所で氾濫危険水位を、大野川は大分市白滝橋の水位観測所で氾濫注意水位を超えた。
県災害対策連絡室などによると、川の増水や土砂が崩れる恐れがあるとして、臼杵市野津町岩屋などの5地区104世帯276人と国東市安岐町下山口の2世帯4人に避難勧告を発令。大分市三佐では住宅4棟が床下浸水したほか、同市野津原では民家脇の斜面が高さ2メートル、幅5メートルにわたって崩落した。いずれも人的被害はなかった。
大分市本神崎の国道197号が約100メートルにわたって冠水し、全面通行止め。県道4路線がのり面が崩れたり、冠水するなどしたため、通行止めとなった。
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