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耶馬渓出身の朝吹英二 業績紙芝居で後世へ

[2011年09月16日 09:41]

朝吹英二の業績を紹介するため作製された紙芝居

 中津市耶馬渓町の旧宮園村出身の実業家、朝吹英二(1849~1918)を郷土の先哲としてたたえる「朝吹英二翁顕彰会」(間所質会長、23人)が発足した。中心となって会を設立した耶馬渓歴史観光案内人(吉森晶子代表、10人)は紙芝居「耶馬渓出身朝吹英二翁物語」を作製し、後世に業績を伝えていく。

 朝吹英二は福沢諭吉の門下生として慶応義塾に学び、三井、三菱両財閥や、多くの企業の運営などに関わった。子孫には仏文学者の朝吹登水子さんらがおり、「きことわ」で第144回芥川賞を受賞した朝吹真理子さんは玄孫(やしゃご)になる。
 歴史観光案内人はこれまでも郷土の歴史や偉人を紙芝居で紹介しており、今回が17作目。医師で教育者の村上姑南(こなん)(同市山国町出身)の塾や、咸宜園で学んだ少年期の様子や人柄、慶応義塾、経済産業界での業績などを解説。官有地だった村内の唐笠山を買い上げ、牧草地として村に寄贈したエピソードなどを紹介している。
 吉森代表が文章を、市議の須賀瑠美子さんが絵をそれぞれ担当した。
 顕彰会は案内人や朝吹の血縁者、地域住民らで構成。11月5日には「語る会」の開催を予定している。曽孫で仏文学者の朝吹亮二慶応義塾大学法学部教授(真理子さんの父)が講演するほか、生家跡地訪問などを計画。紙芝居も初披露される。間所会長は「郷土に素晴らしい血脈が流れていることに誇りを持っている。何としても後世に伝えたい」と話している。

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