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世界へ挑むデフバスケ日本代表の二ノ宮さん

[2011年09月14日 15:28]

デフバスケットボールの日本代表に選ばれた二ノ宮浩平さん。「チーム一丸となり、世界の舞台で練習の成果を発揮したい」

 耳が不自由な人たちによる「デフバスケットボール」の日本代表として、大分市公園通りの会社員二ノ宮浩平さん(35)が、イタリア・パレルモで開かれる第3回「世界デフバスケットボール選手権」(16~24日)に出場する。全国で9人が選ばれ、県内ではただ一人。最年長、副主将としてチームを引っ張る。

 生まれつき耳が不自由な二ノ宮さんは、米プロバスケットボールNBAに憧れ、大分高校でバスケ部に入部。専門学校を卒業し就職後も、地域のクラブなどで練習を続けてきた。現在は市内の社会人クラブに所属。仕事の傍ら月4回汗を流し、自主トレーニングも欠かさない。

手話や身ぶり手ぶりで指示
 ルールなどはバスケットボールとほぼ同じ。声やボールの音が聞こえないため、チームメートとのコミュニケーションが鍵となる。二ノ宮さんのポジションは主にガードで、ゲームの組み立てを担う。視野を広く持ち、口を大きく開けたり、身ぶり手ぶりで指示するなど工夫しているという。

 県内にデフバスケットのチームはなく、福岡県のチームに入っていたことも。「デフバスケは、手話で伝えられるなど違った魅力がある。体力的にハードなこともありメンバーがなかなか集まらないが、大分でも広められたら」と話す。

 同大会の男子には15カ国が参加。日本は前回(2007年)に続き2回目の出場となる。二ノ宮さんは昨年7月、NPO法人日本デフバスケットボール協会が募集した代表候補を選ぶトライアウトに初参加。強化合宿で約30人の中から最終メンバーに残った。元代表選手のアドバイスや本などで熱心に勉強。チームの盛り上げ役も買って出る。

 妻の潤子さん(36)は「バスケが本当に大好き。精いっぱい楽しんできてほしい」。二ノ宮さんは「海外選手は体格がよく、緊張やプレッシャーもあるが、笑顔でプレーしたい。日本の前回のベスト8を超えたい」と意気込んでいる。

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