
国東市の海岸でアカウミガメの卵がふ化し、海に向かう稚ガメ=3日午後8時54分、国東市国東町
国東市国東町の黒津崎海岸で3日夜、アカウミガメの卵がふ化し、24匹の稚ガメが海に戻った。同海岸でふ化が確認されるのは2年ぶりで、今年県内で自然ふ化が確認できたのは初めて。海岸には地域住民ら20人以上が集まり、ヒレを動かして懸命に海に向かう様子を見守った。
6月末、県内で自然保護に取り組む「大分うみがめネットワーク」が同海岸でウミガメの卵119個を確認した。ふ化までは約2カ月間。同日昼ごろ、地元の「くにさき海亀プロジェクト」の糸永和人代表(44)がふ化の証拠とされる砂浜の陥没を見つけた。
午後9時ごろ、砂浜の表面が盛り上がり1匹の稚ガメが出現。砂から頭を出すと、3時間前から見守っていた住民らが一斉に「わー、出た!」と歓喜の声。その後も約10分間、次々と地表に出てきて、集まった人たちは海に消えていく姿を見送った。
残りの卵は4日以降にふ化する見込み。糸永代表は「大きくなって、また何十年後かに無事に戻ってほしい」と笑顔で話していた。
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