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未就学児「一時預かり」利用者増 別府市

[2011年08月30日 09:48]

鶴見保育所が実施する一時預かり事業の様子

 保護者のリフレッシュや緊急の用事などを理由に、未就学の子どもを保育所(園)に一時的に預ける別府市の「一時預かり事業」の利用が増えている。母親らの間に浸透してきたことが原因のようで、保育所(園)によっては予約がいっぱいで利用できないほどの人気ぶり。利用増を受けて、本年度から市立中央保育所が事業を始めた。

 2005年度に市立鶴見保育所を皮切りにスタート。現在、4カ所で事業を実施している。利用は年々増え、昨年度は延べ2672人が利用するなど05年度の2倍以上に上っている。
 「美容院に行きたい」「上の子の幼稚園行事がある」「集団の中で遊ばせたい」など、預ける理由はさまざま。近ごろでは不景気を背景に、短時間就労や就職準備のために利用するケースも増えているという。
 毎月5日の受け付け開始日に希望者が殺到する鶴見保育所。以前は先着順だったが、早朝から並ぶ希望者がいるなど問題があったため、抽選による受け付けに変えた。
 「事業を始めたばかりの頃は認知度も低かったが、今では利用を断るケースもあり、申し訳なく思う」と高崎香代美所長。市内広域から利用者がいるため、ほかの保育所と連携するなどして対応している。
 私立のナーサリーみにふうや市立内竈保育所も利用は年々増加。近年の保育士不足などを背景に、低年齢の子どもが多い時は受け入れ人数を減らす日もあり、対応に苦慮しているという。
 一方で本年度、事業をスタートした中央保育所は、まだ認知度が低く、受け入れには余裕もある。いずれの園もリピーターの利用が多いという。
 地域の子育て支援を担うのも保育所(園)の役割の一つ。「一時預かりが親の悩みを聞く機会にもなっている。子育てに息詰まる親が気持ちを切り替えるためにも利用してほしい」と各所(園)。

<ポイント>別府市の一時預かり事業
 6カ月児からの就学前の子どもが対象で、保育所(園)の保育内容に準じる。利用日数は、就労や入院、心理的や肉体的負担の解消など理由によって違い、月5日から14日以内。利用料は4時間以下が800円、4時間以上8時間以下が1600円。給食利用時は別途200円を負担。

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