
先祖代々歌い継がれてきた盆踊りの練習をする住民ら
日田市岩美町の岩下地区(40戸)の盆踊りを守り続けている「岩下組盆踊り保存会」(宿利博幸会長)は昨年、盆踊りの口説き計13番のうち、30年近く途絶えていた「磯節」を復活させた。16日午後8時から、同町の岩下公民館で開く盆踊り大会に向けて練習に励んでいる。
磯節は音程が高く、口説ける人が少ないため歌われなくなっていた。6年前に口説き集をまとめた宿利会長は、盆踊り大会で披露されなくなった磯節のことが気になり、住民に相談。かつて同地区の口説き名人と呼ばれ、1986年に亡くなった財津岩次さんの家族らに口説きの調子を聞き取り、昨年から歌うようになった。
同地区に伝わる盆踊りはゆっくりとした踊りと口説きが特徴。宿利会長によると、手先の動きまでしっかりと見えるように工夫された盆踊りだという。7月から毎週、住民十数人が集まり、和太鼓と独特の口説きに合わせて踊りの練習を続けている。
数年前から盆踊り大会で口説きをするようになった財津明さん(48)は「自分たちの代で途絶えさせないために、先祖代々歌い継がれてきた盆踊りを守っていきたい」と話している。
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