
シイタケのカサと石突きをはさみで切り分ける番匠の里の利用者ら。右から4人目はやよいファームの荒川勇人社長
佐伯市弥生産シイタケのうち、規格外品を有効利用しようと、地元の農業生産法人、障害者施設、納入先の農産物加工業者の3者が連携した「シイタケの乾燥作業」が始まった。
作業は、弥生井崎の就労継続支援事業所「らいふさぽーと番匠の里」(川越生男施設長、33人)で行われている。材料のシイタケは近くの「やよいファーム」(荒川勇人社長)で菌床栽培したもの。納入先は西浜の「天然素材」(山中浩社長)。
番匠の里では、利用者が菓子やクッキー作り、カッターナイフ組み立て、公園などのメンテナンスの他、シイタケ栽培などを行っている。昨年度、県の補助で乾燥機を購入して、シイタケなどを乾燥させてきたが、量が少なく、使用回数も少なかった。そのため、もっと利用できないかと模索していた。
やよいファームは、地元でいち早くシイタケの菌床栽培に取り組み、5年目を迎えた。弥生地区の地下水から無菌水を作るなど水にこだわった栽培をしており、年間12、13トンを生産。福岡県内のスーパーなどに出荷している。その際、全体の1割弱だが、形が小さかったり曲がったりした規格外品が出て、処理に困っていた。
天然素材は、地元をはじめ九州産のシイタケを乾燥させ、食品として利用している。そのため、やよいファームとも取引があり、また、番匠の里の事情も知ったことから、連携が実現した。
乾燥作業は、番匠の里の染矢雅彦指導員らが利用者4、5人とともに、規格外シイタケのカサと石突きをはさみで切り分ける作業をしている。切り分けたものは乾燥機で14時間かけて乾燥させる。80キロの材料が10分の1の8キロほどになる。
これを天然素材では、乾燥シイタケをベビーフード用、和風ドレッシング用などの食材として利用する。シイタケの食感、風味が好まれるからという。
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