
「タケパーティクルボード」を開発した鞭馬祐也部長(右端)ら日田林工高校「林産クラブ」のメンバー
日田市の日田林工高校の「林産クラブ」(鞭馬祐也部長、4人)は、竹と廃材を使った板「タケパーティクルボード」を開発。顧問の河津文昭指導教諭は「竹を使ってここまで強度のある板を商品化している国内企業はない。東日本大震災の被災地の廃材(木片)も材料にしたい」と話している。
廃材利用 コストダウン、強度はアップ
同クラブは昨夏、接着剤を使わず、約2~3ミリに粉砕した竹を圧縮した「タケファイバーボード」を開発。JIS規格の強度や吸水性を満たし、「低炭素フォーラム」(2月、東京都)で環境大臣賞を受賞した。ただ製品化には大規模な設備が必要なため、コストが掛かることが課題だった。
メンバーは昨秋から「地元の企業だけで商品化できるよう改善しよう」と研究を開始。よりサイズの大きい竹チップ(約1~4センチ)を接着剤と焼板加熱装置で固め、素材の配分比率を変えたりしながら100枚のボードを試作した。
その中で木の廃材と竹を交ぜ、同じ方向に並べて圧縮すると住宅用建材に使えるほど強度が増すことを発見。弾力性も増し、裁断など加工もしやすくなった。竹を繊維化せずに作ることでコストを半分に抑えた。
竹より安い廃材だけで作った方がよりコストを抑えられたが、竹林の侵食被害の改善につなげるため竹の利用にこだわった。鞭馬部長は「竹の繊維質と、低コストの廃材という両方のメリットを生かしたボードができてうれしい。仮設住宅などの建築材にも使ってもらえれば」と期待している。
この研究は県学校農業クラブ大会(21日、大分農業文化公園)で発表される。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()