
約40年かけて地球を4周。さっそうと走る橘さん=日田市の市陸上競技場
地球4周分を走破―。陸上競技歴40年の日田市のアマチュアランナー橘恵三さん(54)=九州労金日田支店=が5月30日、地球の周囲4周分に相当する16万キロを走り抜いた。陸上を始めてから今まで“走りためた”記録。「区切りになったがアマチュアに引退はなし。これからもマイペースで走ります」。決意をあらたにしている。
橘さんは旧耶馬渓町出身。耶馬渓高校入学後、友人に誘われて「断り切れず」に陸上を始めた。辞めたい時もあったが「1日10キロ走れ」という先輩の言葉で、毎日の記録をつけながら走ることが習慣になっていった。
就職後も走ることは継続。当初は週末だけだったが、県内一周大分合同駅伝競走大会の出場をきっかけに、21歳から毎日走るようになった。文字通り「雨にも風にも負けず」、勤務先がどこになっても黙々と練習。仕事を終えた後、深夜1時に走ることもあったという。距離は平均月300キロ以上。最も走り込んだ30代後半は月500キロ近くなった。これまで県内一周大分合同駅伝に27回出場。フルマラソンも12回完走し、2時間37分のベスト記録を持つ。
3年前、腰を痛めたため競技から徐々に離れるようになった。完治できないことを知り、逆に症状とつきあいながら「ゆっくりしたペースで走ること」を選択。その中で通過点だと思っていた地球4周が一つの目標となった。
30日、市陸上競技場周辺を6キロ走って目標の16万キロを達成した。「(走ることを)辞めなくてよかった」と笑顔を見せた橘さん。「でもまだまだ。20年かかっても5周目を走り抜く。競技にもいつか復帰したい」。早速、新たな目標に向かって走り始めた。
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