
出利葉所長(右端)ら祇園本の製作に取り組む中津地方文化研究所関係者=中津市南部公民館
中津市のNPO法人中津地方文化研究所(出利葉康博所長、16人)が、大正から昭和にかけて撮影された中津祇園の懐かしい写真などをまとめた本「遠き日々の中津祇園」の製作に取り組んでいる。6月中の完成を目指し、急ピッチで作業を進めている。
中津地方文化研究所は、特色ある地方文化を見つめ直そうと、2006年に発足した。地方文化の集大成としてとらえている中津祇園は調査研究のメーンテーマで、市民宅に眠る資料探し、インターネットオークションを利用した市外に残る古い写真の買い取りなど、関係資料収集を続けている。
これまでに写真や文書など約300点を集めた。そのうち中津祇園の関係資料は約150点。隆盛期の祇園の様子を知ることができる貴重なスナップが数多くあることから、「多くの人に見てもらおう」と、祇園本の製作を決めた。
製作中の本は写真が中心。背景に映っている屋号などをもとに、聞き取り調査を行い、撮影された場所や時期などを特定し、コメント形式で紹介することにしている。出利葉所長は「分かりやすさを第一に心掛けた。大正から昭和にかけての祇園は、現在の祇園の原点。温故知新という意味で、見つめ直すきっかけになれば」と話している。
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