
少雨のために木が立ち枯れを起こしている蓮城寺の裏山
豊後大野市内の各地で、立ち枯れを起こした山林が増えている。例年にない記録的な少雨が続いている影響とみられ、新緑の季節に現れた“褐色”に、関係者は不安を募らせている。
同市三重町内山の蓮城寺(大観慈弘=おおみじこう=住職)では、裏山の南側が一面茶色に染まっている。「4月末ごろからカシやシイが枯れ始めた。こんなことは初めてで、驚いている。もし火事が起きたらと思うと怖い」と大観住職(59)。
同市千歳町柴山の白鹿山(はくろくさん)でも、大野川沿いに、カシが枯れているのが目立つ。近くに住む柴山スエ子さん(75)は「55年ほど住んでいるが、初めて見る。木が枯れている場所はもともと土砂崩れが起きやすいところなので、もし大雨が降れば木が水を吸わずに一気に崩れてしまうのでは」と話す。
大分地方気象台によると、ことし3月1日~5月12日までに市内で降った雨の量は、観測地点の同市犬飼町で計62・5ミリ。平年値のわずか19%となっている。市農林整備課は「木の立ち枯れは少雨が原因」と指摘。地層に岩が多く、水もちが悪い場所で起きやすくなっているという。
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