
よろい武者姿で交通安全を祈願する豊岡小学校の児童たち=11日、竹田市の扇森稲荷神社
「子どもと高齢者の交通事故防止」を基本テーマに春の全国交通安全運動が11日、始まった。20日までの10日間、県警は「緊張感を持ち、責任ある運転を」と交通指導・取り締まりを強化、各種団体が県内各地でさまざまな広報啓発活動を計画している。
大分市玉沢の商業施設では、大分南地区春の交通安全大会があり、約400人が参加。汐見一夫・大分南署長や甲斐享一・県交通安全協会大分南支部長が「警察と地域、職域が力を合わせ、悲惨な死亡事故を減らしていこう」とあいさつ。
高齢者と女性ドライバーの代表が体験発表。工藤勢津子・同支部女性ドライバー協議会長が「一人一人が生命の尊さを深く認識し、幅広い交通安全運動を展開する」と大会宣言し、採択された。
県警交通企画課によると、県内の交通事故死者数(10日現在)は16人で前年同期に比べ7人少ない。死者のうち半数近い7人が65歳以上の高齢者。歩行者が6人亡くなり、うち4人が高齢者。子どもは1人が車にはねられ犠牲になった。
死亡事故の原因別では、前方不注視が5人、速度超過4人、安全不確認3人と続く。シートベルトは、車に乗っていて亡くなった5人のうち2人が着けていなかった。飲酒運転が絡んだ死者は2人となっている。
運動では(1)前方注視の徹底~脇見運転を絶対にしない・させない(2)自転車の安全利用の推進(3)全ての座席のシートベルトとチャイルドシートの正しい着用の徹底(4)飲酒運転の根絶―を重点目標としている。
同課は「漠然とした運転による事故が多発している。脇見をせず、しっかり前を見るという運転の基本に立ち返ってほしい」と呼び掛けている。
よろい武者姿で「エイエイオー」
竹田市では、よろい武者にふんした豊岡小学校の1年生12人が「交通安全 五月の節句 豊後岡城春の陣」と銘打ち、市民に交通安全を呼び掛けた。
児童たちは扇森稲荷神社に参拝し、交通安全を祈願。死亡事故の撲滅を願って「エイ、エイ、オー」と、元気にときの声を上げた。
この後、JR豊後竹田駅前の県道に移動。小雨の中、竹田署員や県交通安全協会竹田支部の支部員らと一緒にチラシを配るなどしてドライバーに安全運転を啓発した。
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