
フーベルトと美しいハーモニーを奏でる三浦一馬(右)=8日午後、佐伯文化会館
第13回別府アルゲリッチ音楽祭は8日、佐伯市の佐伯文化会館で開かれた「地域拠点コンサートinさいき~アルゼンチンの風が吹く佐伯~」で開幕した。今回のテーマは「Asia meets Argentina~異文化が出会う時」。東日本大震災の影響で予定が一部変更されたものの、音楽祭総監督のマルタ・アルゲリッチ(ピアノ)が来日し、19日まで別府、大分両会場を中心に、世界レベルのクラシック音楽を披露する。
「地域拠点コンサートinさいき~アルゼンチンの風が吹く佐伯~」は8日午後、約千人の聴衆を集めて佐伯文化会館で開催。
冒頭、恒松芳洋・音楽祭拠点コンサートさいき実行委員長があいさつに立ち、全員で東日本大震災の犠牲者に黙とうをささげた。
アルゼンチン出身のゲスト、エドゥアルド・フーベルト(ピアノ)が登場し、ロペス=ブチャルドの『荷馬車引きのうた』などを、「津久見樫(かし)の実(み)少年少女合唱団」の合唱で披露した。この後、日本を代表するバンドネオン奏者、三浦一馬がフーベルトと共演でピアソラの『オブリビオン』や滝廉太郎の『荒城の月』などを演奏。聴衆はアルゼンチンと日本の曲を聴き比べながら、それぞれの特色や魅力を感じ取っていた。
津久見市の黒枝枝里さん(30)は「普段は生のクラシック音楽に触れる機会がないので、きょうは新鮮でした。バンドネオンの音色を聴き、アルゼンチンの風景が浮かぶようでした」と話していた。
この日は東日本大震災の被災者で佐伯市に避難している3世帯が同市の招待で鑑賞した。
9日は午後6時から「大分県出身若手演奏家コンサート」が別府ビーコンプラザ国際会議室で開かれる。出演者は荒巻那月、小村朋代(ソプラノ)池辺秀紀(バス)甲斐春菜(フルート)後藤康(バイオリン)豊島早希(フルート)樋田陽子(ピアノ)。
また、14日午後4時から、大分市のいいちこグランシアタで「マラソン・コンサート」が、19日午後7時から、別府ビーコンプラザ・フィルハーモニアホールで「チェンバーオーケストラ・コンサート」が、いずれもアルゲリッチが出演して開かれる。
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