
県産材を使用し、玄関は広く1階の床の間も復元された竹田分館
竹田市中央公民館竹田分館(市内竹田)の改修工事が終わった。老朽化が進んでいた近代和風建築の建物は、かつての高級料亭をほうふつとさせる風貌を取り戻し、城下町散策の目玉となりそうだ。
市文化財課によると、建物は料亭「一味楼」として建てられた。建築年度は大正初期と推測される。木造2階の建物(延べ486・43平方メートル)は8畳の小部屋から56畳の大広間まで和室が複数あり、1967年に所有者から市に寄贈された。82年と90年の集中豪雨で床上浸水の被害を受けるなどして、建物の老朽化が進行。簡易修理により間取りの一部が変わっていた。
大正初期の間取り復元
このため、市は改修工事で耐震補強に加え、当時の間取りを復元させることに主眼を置いた。ケヤキやスギ、ヒノキなど、同質の県産材を使用した。狭かった玄関は広くなり、1階の和室にあった床の間が復元されるなど、料亭を思わせる、落ち着いた雰囲気を醸し出している。登録文化財の指定に向け、既に文化庁に申請した。総事業費は6400万円。
同分館であった落成式では関係者ら約100人が出席。首藤勝次市長と早川和竹田分館運営委員長が玄関前に看板を掲げ、首藤市長は「にぎわいを創出する場となることを期待している」とあいさつ。早川委員長は「風格のある建物となった。分館の魅力を生かしながら、大事に活用したい」と話した。
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