
アカザの生態について説明を受ける子どもたち=九重町松木
九重町の松木川に堆積した土砂の撤去事業を前に、東飯田小学校の児童らが、川に生息する絶滅危惧種のアカザ(ナマズ目アカザ科)を保護しようと、“捕獲作戦”に取り組んだ。
土砂の撤去事業を前に
松木川では2009年7月、約40年ぶりにアカザが見つかった。環境省と県のレッドデータブックで、絶滅危惧●(ローマ数字2)類に分類されている。夜行性で、水生昆虫を捕食。体は赤褐色で10センチほどに成長する。
県玖珠土木事務所(村岡馨所長)は川の氾濫防止のため、堆積する土砂の撤去を今月末までに実施予定。撤去事業によってアカザがいなくならないように、捕まえて事業が終わるまで保護する“捕獲作戦”を実施した。
児童ら虫網を手に夢中
作戦は木工などの軽作業所「九重宝夢工房協議会」(岩下恒之会長)が主催。同小の児童や東飯田中学校の生徒、同事務所、町役場などから約40人が参加した。岩下会長と村岡所長が「美しい川にはたくさんの生物がいる。自然との触れ合いを大いに楽しんで」とあいさつ。09年にアカザを見つけた佐藤文雄さん(78)らが、アカザの生態について説明した。
子どもたちは虫網を持って一斉に川に入り、夢中でアカザを探した。約1時間で、カワムツやイモリ、カワエビなど約20種類の生物を捕まえた。アカザは保護できなかったが、同事務所が3月末に捕獲した3匹を見物した。
熊谷知大君(10)=5年=は「アカザを見つけることができなかったが、カワムツなどを捕まえた。近くの川にこんなにたくさんの魚がいるとは知らなかった」と喜んでいた。
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