
法テラス大分の窓口で相談を受け付ける職員=大分市
法的トラブルを解決するための情報を提供する法テラス大分(日本司法支援センター大分地方事務所)が設立5周年を迎えた。2010年度の情報提供業務相談件数は6460件(推定値)で、09年度から約千件増加。法テラス大分は「いざというときに活用されるよう認知度アップに努めたい」としている。
相談は千件増
法的トラブルについて誰に相談すればいいか分からない人の問い合わせに対し、裁判などの制度の説明や相談機関の窓口を紹介している。10年度は大分地方事務所での相談が1900件、東京都のコールセンターでの相談が4560件(推定値)。同年度から、事務所の相談員(1人)が相談中の時は、コールセンターに電話が転送されるようになったため、コールセンターの件数が前年度より約1200件増加した。
「離婚やDV」が21%
相談内容は、例年通り「多重債務」が最も多く全体の25・2%を占めたが、09年度からは2・6ポイント低下。離婚やDV相談など男女夫婦に関する相談は09年度から5・5ポイント増の21・1%だった。
法テラスでは、犯罪被害者やその家族に情報提供や弁護士の紹介などをする犯罪被害者支援業務も実施。ここでもDVに関する相談が多く、161件のうち最多の72件を占めた。DV被害や性犯罪被害者の相談者はほとんどが女性。女性弁護士を希望する相談者が多いが、県弁護士会に所属する女性は13人。「まだまだ少ない」との見方をしている。
経済的に苦しい人を対象に、無料法律相談をしたり裁判などの手続きが必要な場合に弁護士や司法書士の費用を立て替える「民事法律扶助業務」。10年度は5750件(09年度5848件)だった。
「県内11カ所の県弁護士会の相談センターを指定相談場所とするなどの相談体制を取ることで、連絡をもらってから1週間以内には予約が入れられる」と法テラス大分。「今後は病院や介護施設への出張・巡回相談の要望に対応できる体制の構築が急務。県弁護士会、県司法書士会と協議を始めたい」としている。
15、22日に無料相談会
法テラス大分は設立5周年記念の無料法律相談会を、15日に臼杵市民会館、22日に豊後高田市中央公民館で開く。弁護士や司法書士が相談を受け付ける。
相談内容は、離婚や相続、損害賠償、金銭トラブル、不動産などの民事全般や、多重債務に関するもの。両会場の受付時間は午後1~4時。1人30分程度。
両会場とも前日までに法テラス大分(TEL050・3383・5520)での予約が必要。
<ポイント>法テラス大分 2006年4月に設立し、同年10月2日に業務を開始した。業務内容は(1)情報提供(2)民事法律扶助(3)国選弁護関連(4)犯罪被害者支援(5)日本弁護士連合会などからの受託―の5本柱。大分市城崎町の事務所(TEL050・3383・5520)やコールセンター(TEL0570・078・374)で相談を受け付けている。
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