
民生委員や地区の中高生が独居高齢者を直接訪問し配布
杵築市大田地区の「大田ふるさとづくり協議会」(本田知典会長)は24日、地区内に住む75歳以上の独居高齢者に、手作りのしめ縄飾りや餅などを詰め合わせた「迎春セット」を配った。昨年まで旧大田中学校の生徒が配っていたが、今年3月に同校が閉校。地区住民でつくる同協議会が「ほかの地域に誇れる取り組みを続けよう」と活動を引き継いだ。
配布には民生委員ら約30人が参加。市大田庁舎で出発式をした後、14班に分かれて鏡餅やウラジロ、地元小学生からの手紙などをまとめたセットを対象者102人に配った。受け取った同市波多方筌口の山田智恵子さん(76)は「今年はないと思っていたので大変うれしい。これで年が越せます」と笑顔を見せた。
同校の取り組みは30年近く続き、生徒は田植えや収穫をしたもち米で餅をつき、しめ縄飾りも手作りした。最後となった昨年の配布以降、高齢者から「毎年楽しみにしていた」「寂しくなる」と惜しむ声が出ていたことから、今年3月に発足した同協議会は活動の継続を決めた。
同協議会も生徒と同じように田植えから取り組みを始め、昨年までと同じ日程になるよう、学校の終業式に合わせて各戸に配布した。本田会長は「大田中学校独自の素晴らしい取り組みをどうしても引き継ぎたかった。来年以降も続けていきたい」と話した。
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