大分県教委が県内の小5と中2を対象に実施した学習意識調査で、保護者や教員といった周囲への信頼感や、自分の性格や能力に対する自信が強い児童生徒ほど成績が高い傾向にあることが分かった。県教委は子どもたちの自尊感情を育むことが大切として、学校や家庭内で意思疎通を深めるための取り組みに力を入れる。
4月の基礎・基本定着状況調査で実施した。「生活習慣」、「自分に関わる評価」、「学習時の様子」などテーマごとに質問し、成績上位からA~D層に分けて回答内容を分析した。
A層とD層の間で差が目立ったのは自己評価に関する意識。「自分は先生から認められていると思う」について、A層は小5の69%、中2の59%が「はい」と回答したのに対し、D層は小5の46%、中2の34%にとどまった。「家の人から認められている」「友達から認められている」「学校が好き」でも、A層とD層に15ポイント前後の開きがあった。
県教委は、子どもと保護者や教員との信頼関係を深めることが本人の学習意欲を高めることにつながる―と分析。対策の一つとして、成績の差が表れやすいノートの取り方の指導に力を入れる。「教員はよりきめ細かくアドバイスしつつ、保護者にも積極的に見守ってもらうことで、コミュニケーションを深めていく」(義務教育課)との考え。
生活習慣の取り組みでは「本を読んでいる」「勉強に辞書を利用している」などで20ポイント近くの開きがあった。全国調査との比較では「朝、時刻を決めて起きている」「自分で起きている」で「当てはまる」と回答した割合が小・中とも全国平均を下回った。
県教委は「勉強に主体的に取り組める環境を整えるためにも、早寝早起きをはじめ、規則正しい生活習慣の定着を家庭に強く呼び掛けていく」(義務教育課)としている。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()