
年末の出荷作業に忙しい「げんきファーム」の庄司貴行さん(手前)ら
年末を迎えて、佐伯市木立の障害者の就労支援施設「げんきファーム」や農業法人「デバン」では、高糖度の「塩熟(えんじゅく)トマト」の出荷に追われている。
社会福祉法人青山21(五島一徳理事長)が精神障害者らの働く場を、と2007年に「デバン」、ことし4月に「げんきファーム」をそれぞれ設立し、各20アールのハウスで、トマトの周年出荷を始めた。栽培方法は、培養液に塩分を入れてストレスを掛けることで、糖度を8~12度と、甘いトマトに仕上げている。
糖度8度で1キロ千円、10度で1200円と通常のトマトよりやや高いが、甘くておいしいと好評。年末は贈答品として化粧箱入り1キロ1600円から1900円の注文が多い。
「げんきファーム」は、最低賃金を保障する就労継続支援A型(障害者自立支援法)の施設で、障害者14人を雇用し、職業指導員の庄司貴行さん(23)らが働いている。庄司さんはこの春、県農業大学校を卒業したばかり。「難しい面もあるが、トマト栽培は面白い」と収穫、出荷作業に忙しい。
五島理事長は「まだ赤字だが、来期にも黒字になるようにしたい」と話す。
市内の道の駅やスーパー、大分市のデパートなどに出荷している。県外からの注文もある。
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