
「女性の相談ホットライン」の相談室。人目に付かずに訪れやすいよう、市役所から離れた場所に設置している
ドメスティックバイオレンス(DV)などに関わる相談を受ける別府市の「女性の相談ホットライン」は開設して1年が過ぎた。相談件数は延べ145件。「命に関わるほど深刻なケースも3割近くあり、相談窓口の必要性を実感している」と市男女共同参画推進室。相談内容は多岐にわたり、相談員の養成、確保も課題という。
相談窓口はDV被害の増加を背景に、昨年11月、ニューライフプラザ(野口原)内にオープン。現在、女性相談員2人が、家庭内暴力、カップルや内縁の夫婦間でのデートDVなどについて相談を受けている。
DVに関する相談は52件。パートナーからの身体的暴力は14件。言葉の暴力、生活費を入れない、離婚したいが自立に不安がある―といった相談もあり、内容は多岐にわたる。子どもが巻き込まれ、緊急の保護を要するケースも少なくないという。
市報でPRしたり、市役所などの女性トイレに電話番号を書いたカードを置くなどして、窓口を周知したこともあり、相談件数は増加傾向にある。相談者は10代(13件)から70代(6件)までと幅広い。
相談員は丁寧に話を聞いた上で、離婚のための弁護士を紹介したり、就労支援をしたりと、個々のケースに合わせて対応。相談員の一人は「夫婦は好きから始まった関係で、離別は簡単にはいかない。離婚や自立などは結局は本人が決めること。ジレンマもある」と支援の難しさを話す。
同室は「関係機関との連携を強化し、一人一人に適切な支援をしたい。相談員の負担は大きく、増員や養成、心のケアも課題」としている。
相談は第1~4週火、水、木曜日の午前9時半~午後4時まで。直接来所か、電話(TEL0977・21・7820)で受け付けている。
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