
パネルディスカッションで議論する関係者=29日
由布市は、市内3町(挾間、庄内、湯布院)が一体で観光振興を進めるための「市観光基本計画」策定に向け、準備を進めている。29日に市内湯布院町のクアージュゆふいんで観光フォーラムを開き、県外の有識者と市内の観光や商工業、農業関係者が意見交換した。
基本計画は、官民と地域が一緒になって観光振興などの在り方を話し合うための共通指針となる。市は6月に基本計画策定委員会を設置。本年度中の策定を目指し、作業部会で地域の特色や特産物などをまとめ、連携方法などについて話し合いを進めている。
フォーラムでは、策定委員会委員長の下村彰男・東京大学大学院教授が「生活様式や地域文化がそのまま観光資源になる。地域と一緒になり、取り組む必要がある」などと講演。パネルディスカッションでは、観光協会や商工会、農業の関係者が意見交換をした。
参加者からは「ほかの町のことをまだまだ知らない。お互いに交流を増やしていくべきだ」、「湯布院ブランドも大きな転換期にある。景観や文化などの強みをどう生かし、基本理念を地域で共有できるかが課題になる」などの意見が出た。下村委員長は「由布市での成功例は全国に発信でき、ひいては日本全体の観光の在り方を変える可能性がある。3町のコミュニケーションを大切にして計画を作り上げたい」と話した。
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