
身近な場所での診療に母親たちも安心
竹田市立こども診療所が今月、開所から2年目を迎えた。全国的にも珍しく、県内では初めての小児科専門の公立診療所。当初、経営面を心配する声もあったが、市の見込みを上回る外来があり、順調な滑り出しを見せている。
市健康増進課によると、ことし10月末までの外来は1万3174人。内訳は診療が1万94人、予防接種・健診が3080人。市は診療を一日平均29人(冬季半期36人、夏季半期22人)と予想していたが、夏季でも患者の大幅な減少はみられず、年間を通して35人。予防接種・健診も1150人と見込んでいたが、新型インフルエンザが流行した影響もあり、3倍近い数字となった。
一方、経営面については、2009年度こども診療所特別会計の決算(09年11月~10年3月)で約52万円の黒字を計上。10年度も当初予算(約4200万円)を大幅に上回る収入が見込まれるという。
同診療所は、市内で09年6月から常勤の小児科医が不在となったため、同11月2日に市が開設した。旧竹田保健所の建物を県から借りて改装。大分大学医学部から派遣された医師が診療や予防接種などに当たり、毎月1回、専門医による「アレルギー外来」も受け付けている。
8歳と2歳の娘がいる市内会々の引地薫さん(34)は「本当に助かる。小さい子どもは症状をはっきりしゃべることができず、具合が悪いと不安になる。すぐに診療を受けられる場所が近くにあり、とてもうれしい」と笑顔。
首藤勝次市長は「小児医療に対する市民の期待をあらためて感じた。大分大学をはじめ県や関係機関の協力のおかげで無事に軌道に乗せることができた。診療所を核とした小児医療の充実、子育てしやすいまちづくりを進めていきたい」と話している。
[PR]セントラル短資FX
※無断転載を禁じます。 当ホームページに掲載の記事、写真等の著作権は大分合同新聞社または、情報提供した各新聞社に帰属します。
![]()