
広場作りのため、旧役場跡地に芝の種をまく子どもたち
大分市佐賀関の中心街に残る旧役場跡地を活用しようと、地元住民が広場づくりに取り組んでいる。これまでに植樹や芝の種まきなどを行い、跡地は更地から“集いの場”へと姿を変えつつある。
跡地は約1200平方メートルの市有地。3月に旧役場の建物が解体された後は空き地になっていた。人通りが多く高台にある立地を、休憩所や災害時の避難場所として生かそうと、周辺の西町自治会(渡辺千文会長)や地元有志が思い立ち、市に公園としての活用を要望。市が財政面で整備に難色を示したため、住民が無償で市有地を借りる形で広場づくりに乗り出した。
緑あふれる癒やしの場にしようと、敷地内に植える芝の種や苗木、土を、市の地域まちづくり活性化事業などを活用して準備。14、21の両日、住民らが集まりツバキやサクラなどの苗を植樹し、芝の種をまいた。「地域で連携して管理体制や計画を練り、地元に役立つ場所にしたい」と渡辺会長(67)。今後は若い人のアイデアや力を取り入れようと、地元の商工青年部にも協力を仰ぎ、活用方法を思案していくという。
跡地周辺は、病院や商店などの密集地へ続く緩やかな坂道。日中はお年寄りらが手押し車を押しながら行き交い、道端で腰を休める姿も見られる。同地区自治委員連絡協議会の渡辺修会長(74)は「高齢化が進む中、途中で立ち寄れる安らぎの場が必要」と話した。
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