
バーベキュー大会で交流する親子や地区の人たち
別府市の亀川東町自治会(東基国会長)は、地区内に住む子どもとその保護者同士の交流を深めようと「子どもと親の会」を発足させた。東会長(67)は「少子化や家族構成の多様化などで、『地域で子どもを育てる』という概念が薄まってきている。私たちの取り組みを市内全域に広めたい」と意気込んでいる。
「どこの家に子どもがいるのか知らない」「子ども同士は仲良しだが、親同士は面識がない」といった地区の状況を心配した自治会が呼び掛け、7月に正式に自治会の一組織としてつくった。子どもたちの健全な成長のためには、親同士の良好な人間関係が不可欠―と、子育て中の親も巻き込んだ活動を展開しようと会の名称を工夫した。地区に住む中学生までの子どもとその保護者なら、誰でも参加できる。
亀川東町には、かつて「子ども会」が存在していたが、子どもの減少などで約25年前に自然消滅した。しかし近年、地区内にマンションが建ったことや、古里にUターンする子育て世代が増えたこともあり、子どもの数も増加傾向という。
10日に地区で開いた初めてのイベントには、乳児から小学校高学年までの児童と保護者ら約50人が参加。バーベキュー大会で親睦(しんぼく)を深めた。亀川小5年の池ケ谷弘樹君(10)は「近所の大人も集まって一緒にご飯を食べたりするのは面白い。次も楽しみ」とにっこり。横浜からUターンし、家族3人で参加した黒岩和仁さん(42)は「地域に元気を取り戻すとても良い取り組み。これからも積極的に参加していきたい」と感想。
同会の世話人を務める自治会監事の一人、池ケ谷俊昭さん(51)は「面識のなかった人同士に交流が生まれるなど、着実に成果は上がっている。皆が楽しく参加できるイベントを計画していきたい」と話している。
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