
平野法好住職(右端)らが市役所を訪れ、佐藤陽一市長(左端)に献本=日田市役所
日田市出身の先哲、平野五岳(1809~93)の子孫にあたる、専念寺の平野法好住職(60)=同市亀山=が「平野五岳詩選訳注」を発行。27日、佐藤陽一日田市長らに献本した。五岳の詩文を本格的に解析した本は初めてという。
著者は五岳研究の第一人者の河内昭円・大谷大学名誉教授。掛け軸などに独特の草書で書かれた五岳の詩218首を正漢字におこし、書き下し文、現代語訳、注釈、余話を付けている。河内名誉教授は「黒船来航、安政の大獄、明治維新など、情勢を極めて細かくとらえて詩に読み込んでおり、当時の日田や幕末の新しい一面が見える。詩もスケールが大きくて素晴らしい。日田の宝」と絶賛。五岳は優れた画家として知られているが「詩人としてもっと全国的に知られてよいのではないか。研究者も増えてほしい」と話した。
平野住職、五岳上人協賛会の松永敦海さんは「詩文がいかに素晴らしいか全国にアピールしたい。一人でも多くの人に読んでもらいたい」。佐藤市長は「この本をきっかけに多くの人に五岳のすごさを知ってもらいたい」と謝辞を述べた。
市淡窓図書館などにも寄贈している。A5判・457ページ。6825円。申し込み、問い合わせは専念寺(TEL0973・22・2380)へ。
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