
9月上旬にあった陸上実技講習会で指導を受け、順番に走る子どもたち
別府市南小学校(辻修二郎校長、318人)は、体力アップを目的に、子どもたちが始業前や中休みにグラウンドで50メートル走に挑戦している。1日1本以上走ることを目標にしている子どもたち。同校は「運動習慣づくりにもつながる。休み時間にほとんどの児童が教室に残らず、外で遊んでいてうれしい」と話している。
始業前の午前8時。体育委員の「よーいどん!」の元気な掛け声で、子どもたち数人が一斉にスタートし、全速力で50メートルを駆け抜けていく。毎日始業前と中休みに、100~150人が挑戦し、タイムを計ることもある。
県教委が配置している体育専門教員の伊東雅弘教諭(51)のアイデアで昨年4月から始めた。「すべての種目の基本が走ること。体育の授業でできるだけ多くの種目に挑戦させることも心掛けている」と話す。
走った本数をそれぞれ記録するカードを作っており、一番多い子どもは今年4月から200本以上走っている。昨年4月と今年3月の体力テストを比べて、記録が伸びた子どもが多く、中には1秒以上速くなった子もいた。
子どもたちの走る意欲を高めるため、陸上実技講習会も開催。元陸上選手の会社員谷亜希子さん(24)=大分市=を講師に迎え、4~6年生が学年ごとに短距離走やハードル走の指導を受けた。谷さんは「目線は遠くを見て、腕をしっかり振って」などとアドバイス。矢部優奈さん(4年)は「今までより速くなったような気がする」、山崎蒔(まき)志(し)君(同)は「腕を前に振れるようになった。また練習したい」と笑顔で話した。
辻校長は「走り始めて、子どもたちの根気強さも増したようだ。これからも走ることを続けてほしい」と話している。
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