
ハーモニカを教える河野協一さん(左端)
別府市山家の河野協一さん(70)は、少年時代に磨いた腕前を生かして、ハーモニカ教室「河野サウンド」を開いている。「子どものころを思い出す」「哀愁のある音色がいい」と、河野さんが奏でるハーモニカの魅力に引かれ、高齢者を中心に教室の生徒も増えている。
河野さんが教室を始めたのは2007年。現在、市内の公民館や市婦人会館など6クラスで教えている。合わせて25人の生徒は、いずれも60歳代から80歳代。「昔からある楽器で親しみやすく、腹式呼吸になるので体力づくりにもいいからでは」と河野さん。
ハーモニカに出合ったのは小学3年生の時。初詣でに行った朝見神社の露店で小さなハーモニカが気に入り、なけなしの小遣い50円をはたいて手に入れた。母から曲を教わってレパートリーを増やしながら、自己流で猛練習。たちまち学校の人気者になった。
就職後はハーモニカを手に取ることはなかった。定年後、市中部地区公民館の歌声教室に通い始め、市の文化祭での発表の際にハーモニカの演奏を披露。40年以上のブランクがあったが、腕前はさび付いておらず、仲間たちから「教えてほしい」と頼まれた。
子どものころから親しんでいる単音ハーモニカを操り、クラシックから懐かしの唱歌まで、情感たっぷりに奏でる河野さん。「技術だけだと感動がない。心を打つ音楽表現をしたい」。教室では譜面の読み方など音楽の基礎から学ぶ。
最上級のアネモネクラスに所属する井上文子さん(69)=石垣東、吉田美津子さん(74)=中須賀本町、池辺寿巳枝さん(68)=石垣東=は「取っ付きやすそうで、奥が深い楽器。一音にこだわる先生の要求は高いが、やりがいがある。ずっと続けていきたい」と口をそろえた。
問い合わせは、河野さん(TEL0977・23・1979)まで。
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