
東京の福祉事業会社に売却が決まった中津城=25日
中津市のシンボル中津城が、福祉事業を営む東京の会社に売却されることが25日、城の天守閣などを所有する中津勧業(奥平政幸社長)への取材で分かった。同社は今年6月、市との売買交渉が決裂、新たな売却先を探していた。
奥平社長によると、市との交渉が決裂後、国内外の5社から購入の打診があった。売却する会社とは城内に宝物を展示する博物館としての事業を継続するという条件で合意が得られたため、売却を決めたという。
売却する会社の詳細や売却金額などについては「10月に開催する株主総会で報告後、明らかにしたい」としている。売却金の一部は城に隣接する奥平神社の整備費用に充てる予定。
奥平社長は「城内に展示されている宝物については、売却先の会社に貸与することになると思う。株主、市民にとって一番良い形になったのではないか」と話した。
中津市の松下太・商工観光部長は「詳細が判明次第になるが、新たな所有者に市の考えを伝えた上で、協力できることは協力していきたい」とコメントした。
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